ここでは、読み聞かせの始まりと目的、シュタイナー教育での「語り聞かせ」との違いについて解説します。
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読み聞かせの始まり
絵本・児童書の始まりは1744年、イギリスのジョン・ニューベリーによる『 小さなかわいいポケットブック 』の出版が最初といわれています。その後18世紀にかけて児童書出版が相次ぎ読み聞かせの機会が増えていったとのことです。
日本での読み聞かせのルーツは、 1896年 巖谷小波 による 京都 の小学校での 口演童話 (こうえんどうわ)といわれています。
読み聞かせの目的
櫻井美紀『口承文藝研究』「日本と海外、公教育の語りの授業」によると、1967年「日本親子読書センター」「日本子どもの本研究会」が設立され、子どもの読書推進運動を始めたと書かれています。
新しい児童文学の普及を目的として本を読んで聞かせる活動を行い「よみきかせ」という言葉はこの時に造られたといわれています。
読み聞かせの目的は、まだ識字力のない子供に親が絵本を読んで聞かせるケースもあれば、 園舎や学校、家庭で先生や保護者が読んで聞かせる場合もあります。
また、最近では図書館や書店で絵本を読んで聞かせる場合も少なくありません。子供の情操教育だけでなく大人も聴き入っている姿が見受けられます。
読み聞かせは、読み手の目的や想像を超えて、幅広い年齢層を聞き手とし、その心根に染み渡っているようです。
シュタイナー教育の語り聞かせ
子どもの個性を尊重し、能力を最大限に引き出す独自の教育方法として知られるシュタイナー教育では、毎晩「語り聞かせ」というものが行われています。
読み聞かせとの違いは、絵を見せるのではなく物語を暗唱して聞かせることです。つまり、絵本の絵による想像力の制限を防ぐことを目的としています。
したがって、声色を変えたり効果音を大きな声で言ったりはしません。淡々と同じ話を何度も何度も語って聞かせます。るのです。
「読み聞かせ」も「語り聞かせ」も、話を楽しむことに変わりはありません。大切なのは、語り手と聞き手が気持ちを通わせながら話を楽しむことです。ときどき、互いに目を合わせてみるのもよいでしょう。
読み聞かせのメリット
読み聞かせには、具体的に以下のようなメリットがあります。
- 一緒に本を読むことで情緒が安定する。
- 新しい単語や表現を学べる。
- 語彙が増え、コミュニケーション能力が高まる。
- 想像力を育み、創造力を養う。
- 絵本の多様なテーマから知識を得られる。
- 絵本の世界と比較することで客観性が芽生える
- 倫理的な価値観を育成
- 認知能力の向上
絵本のメリットを挙げるとキリがありません。
それぞれの作品によっても異なるでしょう。
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