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えほんインク

人間味あふれるサンタさんのほんわかクリスマス「クリスマスの森」

クリスマス絵本
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ルイーズ・ファテオ/文 ロジャー・デュボアザン/絵 つちやきょうこ/訳

福音館書店 2015年10月10日初版発行 

対象年齢:3歳~

誰もがいつでも完璧なわけではありません。

それが人間といえばそれまでです。

サンタクロースが人間なのか宇宙人なのかと考えたことはないでしょうか?

だって、クリスマスの夜にだけ、空からソリに乗ってやってくるんですから。

白い髭ぼうぼうの顔から、正体はカーネル・サンダースかヒマラヤの雪男かもと噂されたこともありました。

人間か?

雪男か?

はたまた宇宙人?

正体はともかく、サンタさんの人間的な側面と、動物たちの、これまた人間的な行動が愉快な一作。

じんわりとあったかいお話です。

サンタクロースと動物たちの心温まるストーリー

きわめて人間的なサンタクロースの私生活から始まるちょっとずっこけた物語。

奥さんに「風邪をひかないように」と心配されつつ子供たちへのプレゼントの配布に出かけるサンタさん。

ところが途中でお弁当を食べると眠りこけてしまいます。

その様子を見ていたのが森のキツネ。

日本の昔話では悪者にされがちなキツネですが、このキツネはサンタさんを気遣いプレゼントを待つ子供たちのことを心配します。

そして森のすべての動物たちに眠っているサンタさんのことを報せます

シャンデリアの下の大きなクリスマスツリーの部屋よりは、宴の後の寝室で開く方が似合いそうな少し小さめの絵本です。

灯す明かりが、ロウソクの灯だったり蛍雪だったりしたら、それはもう最高のシチュエーション。

比較的地味な色合いは、絵本の中身と同じようなさりげなさを演出しています。

大きすぎない絵本はいつでもどこでも読み聞かせできて持ち運びに便利。

屋外で読み聞かせると、ほんわかとした温もりを感じるかも知れません。

サンタクロースはやはり人間だった

謎に満ちたサンタクロースの人間的な側面を描いた絵本には、下記のような記事もあります。

スクープ!サンタさんの私生活|好き勝手に生きる「サンタクロースの11か月」

多様な視点から、サンタクロースの人間像を思い描くのもよいでしょう。

お子様に読み聞かせるときも、さまざまな視点があることを心に留めておきたいものです。

お気に召しましたら、最寄りの書店かこちらから購入いただけると幸いです。

ルイーズ・ファティオ/ロジャー・デュボアザン

ルイーズ・ファティオ

1904年にスイスに ローザンヌで生まれる。ジュネーヴの女子大を卒業後、本作のパートナーである画家のロジャー・デュボアサンと結婚。その後、夫とともにアメリカに移住。

ルイーズ・ファティオの主な作品

マークとピクシー [ ルイーズ・ファティオ ]


ごきげんならいおん (世界傑作絵本シリーズ) [ ルイーズ・ファティオ ]

ロジャー・デュボアザン

1904年に ジュネーヴで生まれでる。1925年、妻のルイーズ・ファティオと共にアメリカに渡る。絵本作家・イラストレーター。1980年没。

ロジャー・デュボアザンの主な作品


サンタクロースのはるやすみ/ロジャー・デュボアザン/・え小宮由【1000円以上送料無料】

クリスマスにはおひげがいっぱい!? ほんとのサンタさんの話 [ ロジャー・デュボアザン ]


ハッピーハンター [ ロジャー・デュボアザン ]

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