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【九鬼文書②】天地言文|第一期~第二期の概要:古事記・日本書紀との違い

世界のはじまり
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「天地言文」の時代区分全体像

「天地言文」は、神話の進化を6期に分け、各期を「世」(王朝)と「代」(天皇数)で細分化します。総計で数百代の神皇が登場し、宇宙創成と地球誕生から神武天皇(初代人皇)への移行を描きます。主な期は以下の通りです(時間は文書内の推定値で、地質学・天文学的解釈を含む)

期名称期間(推定年数)主な内容・神皇
第一期幽玄混沌の神皇時代約2万3千年天地未分離の混沌期。無から生じる原初神
第二期造化の神皇時代約5万年天地分離、星辰形成。伊邪那岐・伊邪那美の原型神。
第三期修理固成の神皇時代約2万年天之御中主天皇~伊弉諾天皇(イザナギ天皇)
第四期万国統治神皇時代約8千年天照大神(アマテラスニイマス天皇)~彦火火出見命(ヒコホホデミノ天皇)
第五期ウガヤフキアエズ時代約1,200年迩迩芸命(ウガヤフキアエズ天皇)
第六期人皇時代現在進行形神武天皇時代
出雲・大和の統合

この区分は、『古事記』の神生み・国生みを拡張し、各期を「12世×12代=144代」のような数秘術的パターンで繰り返します。特に注目したいのは、地球での活動が始まる第三期までの年代比率が2.3:5:2となり、ビッグバンを唱える現代宇宙論と、ほぼ一致する点です。

出雲王朝(スサノオ系)を正統とし、大和王朝(アマテラス系)を後継と位置づけ、両統迭立(交互統治)を主張。ユダヤのモーセやノアの名が登場する異文化融合も特徴です。


では、第一期から順に解説していきます。

第一期 造化作用準備時代  23世23000年

創造神(元始神)・母止津和太良世乃大神(モトツワタラセノオオカミ)

第一期は、宇宙の誕生。以下は『天地言文』の言い伝えによります。

「天地初発ハ不明ニシテ知ル由(よし)無キモ

世ノ中暗黒(くら)ク闇明ヲ分タズ 事物マタ定ラズ

只一ツ逍(ただよ)ヘル気ト現レタル力(ちから)ト在リ

寄リ寄リ凝固(こりかたま)リテ 一物成ル

是(これ)神ナリ 其(その)神名ヲ

母止津和太良世乃大神(モトツワタラセノオオカミ)ト称ス

コノ神ノ気ト力(ちから) 四方ニ活動シ

幾数(あまた)ノ姿形顕(あらわ)ル 天津(あまつ)神々ナリ」

 解説 

天地の初め、宇宙の誕生については分かりません。ただ、暗黒の中に【気】と【力】とがあり、この微かに漂っている【気】と【力】が寄り集まって凝縮され、【一物】に成りました。これが【宇宙の卵】母止津和太良世乃大神(モトツワタラセノオオカミ)です。この元始神モトツワタラセノオオカミ(宇宙の卵)に充満してきた気が意識を持ち、意識が徐々に目覚め、体内に無限に蓄積されていた気(エネルギー)の解放を志向するようになりました。 

 元始神モトツワタラセの体内の【気】と【力】が限界量に達したとき、大爆発が起こり、四方に飛び散りました。これが現代宇宙論でいうところのビッグバンです。「膨張する宇宙」の発端であり、この大爆発によって四方に拡散した無数の微粒子は数億年かかって凝集して【原始星雲】となります。この【原始星雲】を天津神々と呼んでいます。

三浦一郎の「九鬼文書の研究」による区分

この時代を第一期とし、造化準備作用時代としたのは、三浦一郎著の『九鬼文書の研究』によります。

母止津和太良世乃大神(モトツワタラセノオオカミ)から天津身光大神(アマツミヒカリオオカミ)まで23世とされています。一世一代ですから23代続いたことになりますが、未だ物理的にどうこう言える状態ではないため、モトツワタラセ大神の継承者が23人いたと考えるよりは、【宇宙の卵】から大爆発(いわゆるビッグバン)に至るまで、小爆発ないし卵の変容のステップが23段階あったという考え方が普及しています。そして、天津神々の誕生から、第二期(造化時代、厳密には造化育成の準備時代)に入ります。

第二期 造化時代(造化育成の準備時代) 13世約50000年

「造化時代」とは、【原始星雲(天津神々)】から原始星団の形成および進化、巨星・超巨星からの放出や超新星の爆発による新世代星々の形成、そしてこれらの星々から成る銀河系の成立までの期間を言います。 

すなわち、天津神々(原始星雲)は、それぞれの体内の凝集されたガスから多くの原始星を形成していきました。そのうちの一つが銀河系星雲です。今でこそ銀河系は扁平楕円状とされていますが、創成段階においては球状だったと考えられています。この「造化時代」で特筆すべきは、三人の重要な神々が誕生し、光と影、つまり陰陽が生まれたことです。以下は『天地言文』よりの抜粋になります。

『天地言文』抜粋と解説 

此時(このとき)一ツノ強キ光ト熱ト顕(あらわ)レ凝固(こりかたま)リテ神体ト成ル

天照日大神(あまてらすひおおかみ) 亦名(またのな) 天津日身光大神(あまつひみひかりおおかみ)

続キテ 天津月身光大神(あまつつきみひかりおおかみ) 天津日月豊宇気生大神(あまつひつくとようけいおおかみ)

此三神ハ 日月星三体ノ動作ト形態トヲ教示成シ給ヒ 亦天神地祇八百万神ノ根底ヲ成シ給フ

解説 

つまり、天照日大神(天津日身光大神)・天津月身光大神・天津日月豊宇気生大神の三神の誕生によって、日・月・星に象徴される銀河系宇宙ができたのです。この三神の動作(動き)について、総合神として「高津神造大神」と称します。そして高津神造大神、すなわち三神の動作によって初めて陰影、すなわち男と女の区別が生じます。

天津豊宇気大神 国津豊宇気大神ノ二神出顕シ此二神ニ依リ始メテ陽陰定マル

神格に性別が付き、本格的な宇宙の造化育成の時代が始まったということです。

第一期~第二期神統譜

⇒【九鬼文書③】第三期修理個性ノ時代へ

参考サイト・文献

言靈の天地 主婦の友社 中上 健次
地球誕生神話 謎の九鬼文書「天地言文」より / 佐治 芳彦 / 日本文芸社 [新書]【宅配便出荷】
 九鬼文書の研究
縄文の世界を旅した初代スサノオ 九鬼文書と古代出雲王朝でわかる ハツクニシラス【裏/ヒカルランド/表博耀(単行本(ソフトカバー))

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